22. クエーカーの歴史
キリスト友会は、17世紀半ぱ、イギリスにおいて、ジョージ・フォックスによって始められた宗教運動が機縁となってつくられたキリスト教の一派である。
フォックス達の「真理」を求める運動は、既成教会の形式的制度等に強く反発することから、国教会等によって激しい迫害を受けたが、それにもかかわらず、多くの人々に受け入れられるようになり、創始後間もなくアメリカに伝えられ勢力を増した。
現在信徒数は少ないが世界の各地に拡まっている。
日本への伝来は、ジョセフ・コサンド夫妻がアメリカのフィラデルフィア・フレンド婦人外国伝道協会から派遣され、1886年に東京麻布区本村町の津田仙宅で宜教活動を開始したことを始めとする。
1917年になって、キリスト友会日本年会が正式に組織され、盛んな宣教活動が続けられるようになり、1986年に宣教百年を迎えるに至った。